就職に臨む若者の選択肢として

宿泊施設経営者のように、観光業のど真ん中でなくとも、インバウンドによって若者が活躍できる場が増えています。外国人観光客がリピーターに変わった時、彼らが日本に長期滞在する可能性が増加します。日本で就業したり、日本に留学したりすることを望むようになるのです。そうすると、語学に長けた人材への需要は自然と増すでしょう。世界を飛び回らずとも、日本国内で語学力が要求されるのです。英語や中国語の需要が高いと言われますが、語学の勉強は難しいものでもなく、努力次第で一定レベルに達することが可能なため、新しい分野への若者の就業意欲を高めることでしょう。また、外国人と触れる機会が多くなれば、留学に踏み出せなかった若者も、海外で就学、就業するイメージを持ちやすくなり、勉学に対するモチベーションも向上します。

 インバウンドに関連する就業チャンスとしては、地域の観光関連事業全体をインバウンドの視点で統括できる、国際的なマネージャーが求められてもいます。観光業の経験を有しながら、ITにも長けた人材。なおかつ、様々な言語を操ることのできるグローバルなマネージャーともなると、中々見つけられるものではありません。元々旅行会社等は、「旅行が好きだから」、「海外で従業したいから」等の動機で入社する人も多く、専門的で高度なスキルを身に付けた社員は、意外にも多くはない業界です。観光業に携わったことのない中途採用者や新入社員が、他業種で培った何らかのスキル、特に国際的に通用するスキルを持っていれば、先輩社員以上に活躍できる可能性さえあるのです。今後の観光業界は、グローカル(global & local)と形容されるにふさわしい、伸びしろ豊かな業界でもあります。

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