富裕層は大型連休での旅行を控える

日本政府観光局(JNTO)の17年の月別訪日客数を見ると、次のようでした。一月の春節と10月の国慶節の時期はやはり増えてはいますが、7~8月の夏休み時期よりは少ないようです。そして、大型連休に関係なく年間通して、まんべんなく日本に旅行にやってきているのです。この中で、富裕層の数字だけ取り出すことはできませんが、少なくとも私が取材した富裕層は、春節と国慶節を外して日本旅行に来ていたようです。その理由を50代の中国人男性はこう語っていたのです。「日本に限らないのですが、その時期に海外旅行すると、必ず中国人の団体に会ってしまうのです。騒々しくて、マナーが悪い団体に会うことだけは避けたいのです。中国はどこに行っても人、人、人、なのです。海外旅行のときくらい、もう中国人に会いたくないのですよ」

彼らも同じ中国人ですが、海外で中国人の騒々しい団体客に会うことを嫌がっているということなのです。彼らは出国ラッシュとなる大型連休の時期には自宅でのんびりしているようなのです。空港がすいてくる時期に休暇を取って海外旅行に出かける、という選択をすることが多いようです。17年の国慶節(17年は10月1~8日)の連休中、海外旅行に繰り出した中国人は約600万人に上ります。中国の旅行会社の調査によると、日本はタイに続き2番目に人気のある国となりました。ですが、連休が終わったとたん、北京在住の31歳のOLの友人から、こんなメッセージが送られてきたのです。「もうすぐ京都と東京に遊びに行く予定です。東京では『星のや東京』に泊まって、根津美術館やサントリ―美術館の展示を見たり、友人が事前に予約したフラワーアレンジメントの一日教室に行くのです」

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